チャットモンチーと言えば、
橋本絵莉子、福岡晃子、高橋久美子による
スリーピースロックバンドである。
小泉とは『ヒラヒラヒラク秘密ノ扉』という
映画『ガチ☆ボーイ』の主題歌を作ってくれた縁がある。
女の子3人だけだからと言って侮る無かれ、
サウンドはバリバリ本格派。
特に彼女たちのライブは一見の価値あり。
ライブを見るたびに、
「やっぱりこの人たちに主題歌をお願いして良かった」と
再確認する。
初めて三人と会ったのは都内のスタジオにて。
ガチ☆ボーイの主題歌を依頼するにあたって、
ある時点までは人を仲介して打ち合わせを進めていたので、
本人たちのダイレクトな反応が知りたいという思いから
ちょっとワガママを言って早めに会わせてもらったのだ。
結論から言えば実に気持ちのよい三人だった。
自分から会わせてくれと言ったものの、
会ってみると何を話していいのかわからないという体たらくぶりで、
牛なら2、3頭は仲良く入れそうなほどの墓穴を
せっせと掘るハメになったのは計算外だった。
たくさんの視線に囲まれてのご対面だったこともあってか
会話も大いに弾んで、
もうドッカンドッカン笑いが起こって、
小泉 「あー、笑いすぎて腹いてぇー(笑)」
チャット「オレなんかもう、吹き出しすぎちゃって、
身体が内骨格から外骨格になりそうだよ(笑)」
と、なるはずもなく、
会話も落ち着いた雰囲気でなおかつシドロモドロに
映画の感想を聞いたり
それを受けての今後の主題歌作りの方針なども話し合った。
主題歌を作るに当たって
恐れ多くも特に注文させて頂いたのは
歌詞のハマり具合に関する事である。
曲がりなりにもモノを作っている人間が、
別のモノを作る人間に何かを押しつけるのは、
決して愉快なことではない。
とは言え、監督としては映画のエンドロールに
映画の内容とリンクしない歌が流れるのは
見過ごせるはずもないのである。
いやいやそもそも、キャストやスタッフに
自分のイメージを伝えて伝えて伝え倒すことこそが
監督の一番基本的な仕事なのだから仕方あるみゃーて。
ところが終わってみれば
そんな注文も軽々とクリアした彼女たち。
それどころか
「そういう作り方も楽しいし、いい勉強になりました」
とクミコンが言っていたのが印象的だった。
年下ながら、誠に見上げたものだ。
楽器さえ無ければ極めて自然体な彼女たちは、
楽器さえあれば何にでも変身する。
そんなわけでオレはすっかりチャットモンチーをリスペクトする
いちファンとなり、ipod の On-the-Go に入った
彼女たちの曲を聴かない日はまずない。
「ヒラヒラヒラク秘密ノ扉」以外で
特に気に入ってるのは「親知らず」と「惚たる蛍」。
名曲なり。
6月25日、ニューシングル「風吹けば恋」が発表される。
やっぱり書き下ろしだったんですね!
映画の事を歌ってるのかなぁと思ってましたけど、どうりで 笑
自分は「ヒラヒラ~」は携帯にDLして、朝のチャリ通勤の時に聞いてます。
無意識にスピード出してしまうのがコワイとこですが 笑
ちなみに。
携帯の音楽フォルダには、「小泉作品」というフォルダがあったりします 照
投稿情報: ぶにょ | 2008年6 月16日 (月) 22:17
牛が3頭入る墓穴の中でInterview奮闘ご苦労様、
でも小生と違って同じ世代なので、文化が一緒なので、符牒は直ぐ合うのでしょう。
小生だったら、Interviewの終リ頃になって初めて、ハーイッって言ってしまいそう。
投稿情報: まぼろし探偵 | 2008年6 月22日 (日) 14:45
監督、こんにちわっ!
チャットモンチー。
CDとかは持ってないんですけど、ダウンロードで何曲か・・・ってなところなんですけども、昔は3ピースバンドってあんまり好きじゃなかったんです。
どうも物足りない。そんな気がしてならなかったのです。
最近では3ピースバンドでも結構格好良かったり、アイデア満載だったりしますので、聴くようになりました。
チャットモンチーさんも、独特の雰囲気があっていいですよ。
音もしっかりしてますし。
投稿情報: ふるひ~JMW | 2008年6 月26日 (木) 22:30