映画『ガチ☆ボーイ』を観に行ってくださった方々、
この映画を見つけてくれて本当にありがとうございます。
無用なネタバレを避けるため、
これまでガチ☆ボーイの内容に関してあえて触れてこなかった。
作った人間自らネタをバラすほど野暮なことはない。
ところが、映画の公開もそろそろ終わりを迎えようとしている
現時点ならばもう大丈夫だと思うので、これから数回に分けて
ガチ☆ボーイについていくつかの視点から書いてみようと思う。
ただし、話が大いにそれる可能性もあるので、その点ご了承ありたい。
オレがガチ☆ボーイのプロジェクトに本格的に携わるようになったのは、
2006年の10月頃の話。いや、もっと前だったか?ちょっと曖昧。
この時はまだ、とある事情により、
この映画が敢行されるかどうか危ぶまれていた時期だった。
この危機を脱するには、よい脚本を仕上げる他ない。
よい脚本を書くためにはシナリオハンティング、即ち、取材が不可欠である。
まずは、学生プロレスとは如何なるものかを知るために、
学生プロレスを観に行こうと足を運んだのは東京大学駒場キャンパス、
俗に言う駒場東大である。
構内の広場でリングを構えプロレスをしていたのが、
後に運命を共にすることになる
一橋大学世界プロレスリング同盟(HWWA)だったのである。
http://www.geocities.jp/hwwa1978/
駒場東大でなぜ一橋大が?と、読者諸賢は思ったことであろう。
実は、学生プロレスの人口は日本全国を見渡しても極めて少ないために、
各サークルが大学の垣根を越え、連合を組んでいる事が多い。
その方が単純に部員の数も増えるし、
学園祭シーズンや新入生歓迎会シーズンなどは、
各大学で何回も興行ができるという、まさに一石二鳥なのである。
HWWAは一橋大学、東京大学、武蔵野美術大学などの
レスラーが集まった連合なのだ。
つまり、この取材の時は、駒場東大の学園祭で
HWWAが興行をしていたというわけだ。
東京では、このHWWAと関東学生プロレス連盟(UWF)という団体が大きく、
この二つが二大連合と見ていいだろう。
さてもさても、HWWAの興行はエンターテイメントだった。
笑える試合もあれば、本格的な技を仕掛けるような試合もある。
実に面白い。
今回は、学生プロレスとはいかなるものかを知る事以外にも、
学生プロレスが一般の学生からどう受け取られているのか、
レスラーたちは親からはなんと言われているのか、
というところも知りたかった。
学生プロレスというマイナーさ(失礼)から言って、
正直あまり観客もいないだろうと思っていたが、
予想外に観客が多く、しかもウケている。
(つづく)
ガチボーイの裏話が聞けるかと思うとちょっとドキドキ&楽しみです。
本当に大好きな映画の一つになりました。
もっともっと沢山の人に観て貰いたいですね。なんと言ったって観客満足度数98.9%ですから、映画を観てさえもらえれば間違いなく気に入ってもらえるはず。「プロレス」ということでスルーしてしまった人は本当にもったいなかったと思います。
DVDも楽しみにしています。
投稿情報: どっこい | 2008年4 月11日 (金) 13:41
監督、こんばんわ!
学生プロレス。存在は知っているもののそんなに興味も無く、と言いますか大学には行っていませんので、北海道には存在するのかどうかも分からないと言う感じです。
でも、「ガチ☆ボーイ」を観る限り、面白そう!!
30代後半の私としては実践するにはちょい厳しい。でも、見ることは出来るかも知れませんので、一度見てみたいと思いました。
投稿情報: ふるひ~JMW | 2008年4 月12日 (土) 21:28
こんにちは。
「ガチ☆ボーイ」見ました!
たくさん笑ってたくさん泣いて、ドキドキして、じーんとして、今後の五十嵐くんを心配しながらも、幸せな満ち足りた気持ちで映画館を後にしました。
「自分の記憶に残らなくても、みんなの記憶に刻んでやるよ、おまえの試合」というキャプテンの言葉には本当に打たれました。五十嵐くんの真摯な姿が動かしたんだな、って・・・・・。
素敵な時間をありがとうございました。
DVDが出たら絶対また見ます!
投稿情報: olohuone | 2008年4 月14日 (月) 02:11
『ガチ☆ボーイ』大好きだし、この話の続きを早く読みたいのですが
今回の文章で一番気になったのが
ご自分を「オレ」と書かれていたこと。
一人称検討委員会の討議の結果「オレ」になったのですか?
ええぃ!昔の話ぶりかえすなぁ、ボケ~
って怒らないで下さいね。
単純に普段は「オレ」っておっしゃってるのかなぁと思ったので・・・
投稿情報: りん@札幌 | 2008年5 月11日 (日) 16:16
イタリアで映画賞を取ったというニュースをブログのコミュで知りました。
一歩一歩着実に階段を登っている感じがします。
今後も創作に意欲を持って、頑張って下さい。
大いに若手の成長を期待しています。
投稿情報: お吟さま | 2008年5 月17日 (土) 14:17