『かぶる』 とは・・・
何かで隠れた状態、また、状況や形態が同じ或いは
似通った状態。概してマイナスのイメージで使う。
映画作りの現場でしばしば登場する“かぶる”というフレーズ。
今では広く一般にも用いられているので
これが果たして映画の専門用語なのかどうか
今となってはオレも定かではない。
例えばあるカットを撮ろうとする時、
本当はAさんの表情を撮りたいのに、
立ち位置の都合でAさんの表情が
物や人の背後に隠れてしまってカメラから見えていない時に、
「Aさんの顔がかぶってるなぁ」と表現したりする。
すると、カメラポジション・役者の立ち位置・物の配置のいずれかを
カメラマンの指示のもとに微調整する作業に入るわけだ。
「かぶる」の話をするなら、ロケ地の背景の色と
役者の衣裳の色がかぶらないように、監督はいつも心がけている。
例えば緑の草原でロケをする時に、
わざわざ役者に緑色の衣裳を着せたりはしない。
せっかくの役者が背景と同化してしまうからである。
「追っ手から逃れるため、保護色のように緑にまぎれて逃げ切るのだ!」
というような設定でもない限りは。
そういえばガチ☆ボーイでも、
バスのシーンで使う予定だった朝岡麻子の緑色の衣裳を、
わざわざ変更したことがあった。
後から決まった撮影に使うバスの座席カバーの色が
同じような緑色だったからだ。
少しだけかぶっている時は「ちょいかぶり」、
著しくかぶっている時は「モロかぶり」、
服装や考え方から喋り出すタイミングに至るまで、
日頃から何かにつけてかぶってかぶって仕方のない相手の事などを
「大株主」などと気まぐれに使い分けることもあるが、
たぶんイヤ絶対これはスタンダードではないので、
オフィシャらない話で得たまゆつば情報を
さも自分の知識であるかのように
気になるあの娘に知ったかぶる時には細心の注意を払って頂きたい。
“かぶる”だけに。
監督、こんにちわっ!
業界用語。一般にも広がっているかも知れませんけど、業界人にしてみれば「それ使い方間違ってるよぉ~」と感じられる事もしばしばあるのかも知れませんね。
どの様な業種にしろ、何かとその業界用語と言うものが存在します。
私も学生時代にアルバイトでとあるスーパーで働いた時に、台車の事を「ねこ」と。「あっそのねこ持ってきて」と言われ・・・「どれ?」と思った事もありました。
※「ねこ」はいろんな業種で使われてますけども・・・。
社会人になっても職場ではいろんな業界用語、もしくは会社特有の専門用語など・・・。
「なんで○○の事△△って言うんですか?」と聞いても、「△△は△△だろう。」と曖昧。
何とも不思議なもんですよ。
「行列のできる刑事」の反響は結構あったみたいですねぇ~
私も観て楽しみました。
何とも斬新な感じで、唖然としつつも面白かったです。
次回の何かも楽しみにしています。
投稿情報: ふるひ~JMW | 2008年10 月11日 (土) 01:04