あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
さて今日は、
決してマスコミに報道される事は無いが、
自分の胸だけに大切にしまっておくには
余りにももったいないと思う素敵なサムシングの話をしよう。
内容からしてどこで話すべきか迷った挙げ句、
この過疎ブログならばちょうど良いと思うに至った。
映画の公開初日というのは、
映画に携わる人間にとって特別な日だ。
数年かけて作ったものがいよいよ一般に公開されるのだから、
その感慨もひとしお。
ゆえに、皆様への感謝と「公開したから観てねー」の宣伝をかね、
数ヶ月ぶりにスタッフ・キャストが集結し、
いずれかの劇場で公開初日舞台挨拶なるものを行うのが慣例だ。
映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』も多分に漏れず、
12/14の公開初日に佐藤健くんを初めとした
キャスト・スタッフが集結し、TOHO CINEMAS六本木ヒルズの
7番スクリーンで舞台挨拶をする事になった。
同スクリーンは非常に大きな劇場である。
何度かこの舞台に立たせて頂いた事があるが、
前から見るとその人数の多さにいつも圧倒される。
しかし、我々は既に11/20の完成披露試写会で
2000人近くのお客様の前で
ご挨拶させて頂いているメンバー。
それも2回目ともなれば慣れたモノで、
初回の上映が終わるまでの時間は前室で大いに雑談を楽しみ、
非常にリラックスしたムードのまま、
上映終了後の皆様の前に登壇したのである。
細かい違いはあっても、立ち位置も同じ、進行も大体同じ。
ほんわかムードで舞台挨拶が進行する中で、
私はしかし、完成披露試写会の時とは
何かが大きく違っている事に気が付き始めた。
その違和感を確認するべく劇場を一通り見回してみたのだが、
その答えは意外に近くに存在していた。
私の隣に立っている反町隆史さんが、
あまりにもくつろぎ過ぎてるのである。
舞台上の立ち位置を示す足元のシール(バミリ)から、
客席に対して一歩退いた位置に立ち、
あまつさえ「休め」の姿勢をとっていて、
予想を超えるアットホーム感を出しているのだ。
もしも私クラスの人間がこれほどまでに気を緩めたならば
年末年始にコタツで寝返りを打つ猫と
同等の醜態を晒す事になっただろうが、
それが反町さんとなると話は別で、
その形がまたサマになっていて実にカッコイイ。
むしろそれが反町さんの「気をつけ」なのではと思わせるほどだ。
だからこれを失礼ととるお客様もまずいなかっただろう。
問題は、11/20の完成披露試写会の時には、
エンパイアーステートビルのように凛と立っていた反町さんが
今はなぜこれほどまでに姿勢を崩していたのか、という事だった。
考えを巡らせる私の頭にふと、
登壇前に私が反町さんに言ったある一言を思い出した。
そしてその事から導き出される仮説を思い浮かべた時、
私は反町隆史という人間の、器の大きさに戦慄するのであった。
(後編へつづく)
写真は休めではないが、一歩後ろに下がっているのがおわかりだろうか。
後編、楽しみにしています(*^^*) 反町サマは私の10年来の私の中の漢です(*・艸・) 素晴らしい方です♡
投稿情報: こりえ | 2014年1 月10日 (金) 03:22
激しく同意です。
投稿情報: Norihiro Koizumi | 2014年1 月10日 (金) 18:26